GA4(Googleアナリティクス4)とは?UAとの違いや導入・設定方法をわかりやすく解説

Googleアナリティクスを利用することによって、ユーザーの行動や住んでいる地域などの情報を詳しく分析することが可能です。

Webサイトやブログを運営している場合、Googleアナリティクスを利用した分析や情報収集は欠かせません。

そんなGoogleアナリティクスは、これから最新バージョンのGA4(Googleアナリティクス4)に移行するため、現在のバージョンであるUA(ユニバーサルアナリティクス)は使えなくなります。

そこで今回は、GA4の特徴やUAとの違い、導入方法についてわかりやすく解説します。

そもそもUA(ユニバーサルアナリティクス)とは?

UA(ユニバーサルアナリティクス)とは、現在多くのWebサイトで利用されているGoogleアナリティクスのバージョンの1つです。

2014年4月にGoogleアナリティクスが提供を始めてから、現在までに数多くの企業やユーザーのデータ分析・収集を行ってきました。

Googleアナリティクス自体は、2005年から提供されているサービスであり、これまでに機能の向上を目的としたアップデートが数多く行われており、その1つがUAです。

UAが提供されるようになってから、複数のドメインやユーザーの行動を把握するクロスドメインやクロスデバイス分析が導入され、ユーザーの行動を詳細に分析できるようになりました。

そのため、万能な分析ツールという意味でもユニバーサルアナリティクスという名前になっています。

GA4(Googleアナリティクス4)とは?

GA4(Googleアナリティクス4)とは、2020年10月にリリースされた最新バージョンのGoogleアナリティクスです。

UAで導入された機能に加えてデータストリームや機能学習を使った予測機能、プライバシーを重視したデータ収集・分析機能が導入されました。

データストリームでは、Webサイトやアプリなど複数からアクセスするユーザーを同一ユーザーとカウントできるようになり、より正確な分析が行えます。

また、機能学習によってアクセスに応じた分析から、アクセスしたユーザーのコンバージョンや離脱などの今後の行動を予想することが可能になりました。

ユーザー情報の収集も、世界的なプライバシー強化によるCookieの廃止などに伴い厳しく管理できるようになっています。

GA4とUAとの違い

GA4とUAとの違い

GA4とUAとの大きな違いは、Webサイトからアプリなどデバイスをまたいでいるユーザーを同一にカウントできることです。

UAでは、同一のユーザーであっても、デバイスをまたいでいる場合、別のユーザーとしてカウントすることがあったので、正確な情報収集・分析が行えないことがありました。

GA4では、サイトのアクセス数よりユーザーのサイト内行動を中心に計測しているので、より正確にユーザーの行動を判断できます。

さらに、機能学習によるユーザーの行動予測や無料版のBigQueryを連携できるようになるなどの違いもあります。

そのため、UAよりもGA4の方が、ユーザーの分析から行動の把握・予測まで細かく行えます。

UAからGA4に切り替えるタイミングはいつ?

UAは、2023年7月に計測が終了することが発表されているので、それ以降はGA4の導入が必要になります。

ということは、2023年7月までにGA4を導入すれば良いと思うかもしれませんが、それでは遅いです。

結論としては、「すぐにでも導入」し、UAとGA4の両方を並行して使用するべきです。

なぜならば、UAとGA4では計測方法や機能が異なるため、収集データに差異が生まれるからです。また、これまでにUAで取得してきたデータをGA4に引き継ぐことはできず、あくまでもGA4の導入が完了したタイミングから計測がスタートしますので少しでも多くのデータを蓄積していくためにも早めの導入をおすすめします。

GA4(Google Analytics 4)の導入・設定方法

GA4(Google Analytics 4)の導入方法は、主に以下の3つの手順で行います。

GA4プロパティを作成する

GA4(Google Analytics 4)の導入・設定方法

Googleアナリティクスの「設定」からプロパティの項目にある「GA4設定アシスタント」をクリックします。

そして青色の「はじめに」というボタンをクリックして、プロパティの作成を行います。

Googleタグマネージャー(GTM)からタグを追加する

続いて、GTMから「新しいタグを追加」をクリックして、タグタイプに「Googleアナリティクス:GA4設定」を選択します。

タグの設定画面で「測定ID」を入力して、実際にサイトに反映されていれば完了です。

コンバージョン設定をする

GA4(Google Analytics 4)の導入・設定方法

「設定」から「イベント」を開いて任意のイベント名を入力して、コンバージョンとして設定します。

そして、「コンバージョンイベント」を開いて、「コンバージョンとしてのマークをつける」をオンにすれば、完了です。

以上が、GA4を導入する時の最低限の方法です。

まとめ

 

GA4(Googleアナリティクス4)は、これまでになかったデータストリームによるユーザーの把握や予測機能などが追加され、これまで以上にデータの分析ができるようになりました。

また、現在のUA(ユニバーサルアナリティクス)は2023年7月に終了し、Googleアナリティクスの最新バージョンとして、現在提供されているGA4(Googleアナリティクス4)に移行します。

そのため、これからGA4を導入した分析を行っていきたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみることをおすすめします。

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