オウンドメディアとは?メリット&デメリット、ホームページとの違いを解説

オウンドメディアとは

オウンドメディアとは?

オウンドメディア(Owned Media)とは、直訳すると「自社で保有するメディア」という意味です。広義では企業が所有するホームページやSNSアカウント、紙のチラシやパンフレットなどもオウンドメディアに含まれます。

しかし、webマーケティングの中では、自社で運営し情報発信を行うブログやサイトのようなwebメディアのことを意味することが多いです。

そんなオウンドメディアでは、自社サービスや自社商品周りのお役立ち情報等を記事として継続的に提供することで、閲覧した読者をリピーターやファンとして囲い込んでいきます。

皆さんも知らず知らずのうちにオウンドメディアを読んでファンやリピーターになっているということがあるのではないでしょうか。

オウンドメディアでできること

オウンドメディアでは有益な情報を発信し、新規客や顧客とのつながりを深めることで以下の4つのようなことが期待できます。

①企業や商材の認知度アップ
②リピーターの増加
③問い合わせや資料請求などのリード獲得
④新規採用ブランディング

具体的な目的についてはオウンドメディアを立ち上げる前に事前に決めておきましょう。

オウンドメディアとホームページの違い

続いてオウンドメディアとホームページ(公式サイト)の違いを解説していきます。

主な違いとしては掲載する情報の種類目的情報を提供するユーザーの3点となります。

まず、ホームページに掲載する情報の種類は一般的に会社概要やサービス、事業内容などWEB上での企業の名刺となるような固定情報が多く、自社のサービスや採用情報等を伝えたりすることが目的です。一方、オウンドメディアではユーザーにとって有益な情報を発信することで「集客(マーケティング)」を目的としていることが多いです。

なぜ、情報の種類が違うかというと、情報を提供するユーザーが違うからです。

基本的にホームページを閲覧するユーザーの多くは、企業の情報を知りたい取引先や社員等、すでに自社のことを知っている人がメインとなります。一方、オウンドメディアの対象は有益な情報を知りたい見込み顧客を含めた不特定多数となります。

知ってる会社の商品情報を知りたい場合、Googleなどの検索エンジンで会社名や商品名で検索してホームページにたどり着きますよね。

オウンドメディアの場合、私の経験談になりますが、美味しい味噌汁を作りたいと思い「美味しい味噌汁 作り方」で検索し、参考になるサイトを見つけて味噌汁以外にも美味しそうな料理があったのでよく見て作るようになりました。そのメディアの材料には毎回同じメーカーの調味料が入っているなーと思っていたら、実はそこの調味料の会社が運営しているサイトだったということがありました。

それまではそのメーカーの調味料を購入したことが無かったのですが、オウンドメディアきっかけで大ファンになりました。

このように「ユーザーの興味を引く、あるいはユーザーのニーズに応えるような有益な情報を発信する」ことで自社や商品の認知度アップ、売上に繋がっていきます。

オウンドメディアのメリット6つ

広告コストをカットできる

サーバー代などは多少かかりますが、自社運営・管理すれば広告コストは抑えられます。コンテンツを発信し続け、検索で上位表示されるようになればアクセスが増え、自社のホームページやECサイトへも誘導でき、新規顧客獲得に繋がります。そうすれば、広告コストをかけずに売上アップが期待できるでしょう。

自社ブランディングができる

オウンドメディアは、自社ブランディングにも効果的です。

コンテンツで自社の想いを直接ユーザーに伝えることで、企業のイメージを作り上げることができます。口コミなどとは違い、発信内容をコントロールできる点もブランディング向きと言えます。

顧客とのつながりが強くなり、ロイヤリティが高まる

ユーザーの必要な情報を発信し続けることで、信頼感が生まれます。

SNSとも連携し、ユーザーと相互にコミュニケーションを図ることで、ファンを増やせるでしょう。他社と比較検討も減り、定期購買してもらえたり、商品単価を上げたまま販売できたりメリットが増えていきます。

新規集客ができる

オウンドメディアでは新規集客も可能になります。

最近の傾向として、必要な商品やサービスを見つけるときに、広告よりも「自分で検索した情報」を重視するユーザーが増えています。

そこで、継続的に情報を発信し、ユーザーが検索した際に検索エンジンの上位に表示させることで新規顧客の獲得に繋がります。

売上アップが期待できる

オウンドメディアでは、「すぐに購入したいと考えているユーザー」から「今後購入する可能性があるユーザー」まで集客することができます。

「すぐに購入したいと考えているユーザー」には、体験談やインタビューなどを発信して、自分が使用しているイメージをしてもらうことで購入につなげられます。また「今後購入する可能性があるユーザー」には、購買意欲を刺激するコンテンツを発信することで、将来的な売上アップが期待できます。

良い人材の採用につながる

オウンドメディアでの採用は、企業と求職者の「ミスマッチ」を防ぐことができます。コンテンツで求職者に「どのような人材を求めているか」を発信することで、企業に合った人材の採用が可能となります。

さらに、応募前にどのような企業か、どのような働き方なのかを知ってもらえれば、採用後「ミスマッチ」での退職リスクを低減できます。

オウンドメディアのデメリット3つ

運営にコストがかかる

費用としてはWEBメディアなのでドメイン代やサーバー代がかかります。さらに、記事作成のための人材や外注の人件費、データ分析のために有料のツールなど、継続的に運営していくためにはこのようなコストがかかることは認識しておきましょう。

効果が見えるまでに時間がかかる

オウンドメディアは効果が出るまでに時間がかかる長期的なマーケティング施策となります。

まず、メディアの方向性を綿密に計画し、サイトの構築を行います。それからは継続して記事の執筆(構成〜チェック)を愚直に取り組んでいく必要があります。

検索結果の上位に表示されるまでは、最低でも半年は必要な場合が多いので粘り強く取り組みましょう。

SEOのノウハウが必要

継続して記事を書いていくことが大事だとお伝えしましたが、SEOを意識したライティングが大前提となります。

何も知識がないまま継続しても無駄な時間を費やすだけになるかもしれませんので、効率的にオウンドメディアの運用を進めるには最初はSEOのノウハウがある業者に協力してもらうことをおすすめします。

慣れてきたところで自社のみでの運用に切り替えるのもいいですし、運用は外部の専門家に任せ、自分たちは本業に専念するというのもありです。

まとめ

今回はオウンドメディアの目的やメリット、デメリットなどをご紹介しました。オウンドメディアの運用は地道に継続することが大切で結果が出るまでは時間がかかりますが、自社の目的にあわせて活用すれば幅広いメリットがあり効果が期待できますよ。

テコハブは「お店と地域のお助けマン」としてホームページ制作やSNS代行運用などのマーケティング支援を行っております。お困りごとがありましたらお気軽にお問い合わせください。

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